いつか、死ぬ。今生きている。the FAMILY

雑文

 2時間しか寝ていない。

 今日はとても忙しい日で、ほとんど寝ていない。

 朝、わたしが前厄のため、神社にお祓いをしてもらおうと静岡市まで行きました。

「翁稲荷神社」というところで、

 わたしにとっては、30年以上お世話になっている神社です。

(ほんとうのところはわたしがというより、わたしの母が)

 話せば長くなるので割愛しますが、

「しょうくん!?」「何年ぶりだろう」と先生は迎えてくれました。

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 わたしが初めて翁稲荷神社に行ったのは小学生のころで、今から30年くらい前の話になります。

 この神社の神主さん(なのかどうかはわたしは知らない)「先生」は雅楽をやっていてて、それを習っていた母の付き合いで神社に赴いたのが始まりでした。

 まだ母の髪が黒かった時代です。わたしが小学生のころの話です。

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 久しぶりに会った先生は「どういう理由かはわからないけれど、こうやって数年ぶりに来たのはえらいね」とわたしを褒めました。

 わたしにとってみては、おばあちゃんみたいな「先生」なので、「ご健在」でなによりです。

 そしてまた、わたしはただ体調が悪く、病院に行っても治らないので「こりゃ神頼みだ」と思っていただけでした。

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 最近のわたしは、体調がすぐれないこともあって、「きっと厄年のせいだ」と思ってきたのです。

※前厄なのです。

 その、相談をしました。

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 住所と名前と生年月日を書くと、「わかった。終わったら教えるね」と先生は言いました。

「あ、わたしも車新しくしたので一緒に厄除けしてくれませんか」と母は言いました。

「わかった」と、先生は言いました。

 車を新しくしたので、母は車の厄除けをお願いしていたのでした。

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 儀式。(中略)

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 余談ですが、この神社は「稲荷神社」なので、「きつね」さんがいますが、

 あの陰陽師の「安倍晴明」を祀っています。

 珍しい神社だなと、改めて思います。 

 余談でした。

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 お祓いが終わって、「談笑」の時間になると、

 先生はこう言いました。

「くみちゃんはおぼえているかな」

 と、わたしの母の話をしました。

 母の名前が「くみこ」だからです。

「前にね、お稽古に遅れてきたことがあって」

 わたしは話を聞きました。

「電話が来て、なにかなって思っていたら、『うんちがついちゃったから手を洗ってくるので遅れます』って」

 うん。

「お母さん。介護士さんでしょ。それで、利用者さんのうんちが出て、手についちゃったから一旦家に帰ってから洗ってくるから遅れるって」

 はい。

「それで、遅れてきたんだけどさ。来た時に何て言ったと思う?」

「『やっと出たの! よかった』って喜んでたの」

 、、、、。

「普通さ、手にうんちがついちゃったら、『汚いな』とか『いやだな』とか『やってくれたな』とか思うわけじゃない。でもそれをお母さんはまったく言わないで、『よかった!』って言うんだよ」

「わたし、感動しちゃってさ」

 と、先生は言いました。

 ほう。たしかに、母はそういう人間だ。

「それをね、お弟子さんたちに言うんだけどさ、そしたら『わたしにはそんなことできません』て、みんな言うの」

「あんたの母さんはね、立派な人なんだよ」

 と、先生は言いました。

 わたしは、とくに感想を述べることなく、いつか研修で見た90歳の梅さんというおばあさんがうんちが出なくて、看護師さんが指を肛門につっこんで便を出していた様を思い浮かべていました。

 わたしは、レストランで現在働いていますが、介護の資格を持っているのです。

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 変な話ですが、自分の母を褒められたことは、うれしくもありました。

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 割愛していますが、先生は包み隠さず「ずけずけ」いう人なので、わたしもずけずけ言われました。

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「しょうくんは強い男なんだよ」と、言っていました。

「男らしい男って最近少なくなってきたんだけどさ、しょうくんは観るからにすごく強いんだよ」

「そういう星に生まれている」

 と、先生はわたしに言いました。

 なるほど、と、わたしは納得しました。

 「男らしい男だおまえは」と言ってくれたので、

 以前女装して写真に撮ってSNSにあげていたことは黙っておきました。

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 とても的を射ていた話だったので、わたしは素直に聞いていました。

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「酒におぼれてしまったのはね、『自分に負けた』んだよ」

 と、先生は言いました。

 わたしは深くうなずき、「はい」「おっしゃる通りです」と答えました。

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「本来はね、そういう星じゃないんだよ。そういう生まれではないんだよ。

 わたしがいままで観てきた人たちの中にはね、、、、、、略」

「あんたは強い。何度もいうけど、強いんだから。酒になんて頼る必要なんてないんだよ。がんばって生きな」

 わたしは深くお辞儀をし、神様に向かって頭を垂れました。

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「それにしてもさ、来た時からずっと見てたんだけど」

 なんですか?

「しょうくん、ずっと正座しているよね。それって、なかなかないんだよ」

 、、、、、、

「そんなところまで見てるんですか? っていろんな人にいわれるんだけど、うん。わたしは見ていて、しょうくん、来た時からずっと今まできちんと正座しているよね」

「それって、えらいよ」

 わたしは突然褒められたのでびっくりしました。

 わたしはただ、礼儀を重んじていただけなのであった。

 あと、神の御前でくだぐだした姿を見せたくなかったし、

 魂を浄化されにきたのに、だらしない姿勢ではだめだと思っていただけだった。

 なぜだか姿勢を褒められてしまった。

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 そんなわけで、お祓いは終わりました。

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 中略。

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 午後、病院に行きました。

 統合失調症と、甲状腺機能亢進症のためです。

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 中略

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 夜。

 私は映画を見ました。

 父がおすすめしていた映画。

 あんまり興味はなかったけれど、いざ見てみると涙が止まりませんでした。

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 冗長な文章になってしまうので、その話題はここでは書きません。

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 映画は、バカンスに来たタイで津波にあってしまうある家族のお話です。

 思うところがたくさんあり、涙腺が緩んでしまう場面が多々ありました。

 あと、チューリッヒ、冒頭のシーンで出てきて、後半出てくるってスポンサーかよと笑いました。

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 そんな、感じです。

 忙しいわたしの、休日のまとめでした。

 おわり。

コメント

  1. ブログのなかでも触れていましたが、陰陽師で有名な安倍晴明が主祭神というのは、かなり珍しく、全国的にも稀有な存在の神社なのかも・・・

    相殿されている神々も、如何なる縁で合祀されたのか、その組み合わせも気になるところです。   

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