はじめに
私はあまり頭がよくありません。
特に記憶力に自信がなく、すぐに物事を忘れてしまいます。
それは読書にも言えることで、読んでもすぐに忘れていってしまいます。
難しい本は理解できません。
それでも、本を読むことは好きです。
そこで、書評を書いてみることにしました。
ひとつは自分のため、もうひとつは私のように本を読みたいけれど、何かいい本はないかなと探している方のため。
そんな方のために、私が実際読んでみて、「これはよかった」「これはいまいちだった」というような感想を発信していきたいと思います。
今回で10冊目になりました。
何かの参考になれば幸いです。
『共感SNS』
書評第10冊目に選んだのは、ゆうこすさんの本、『共感SNS』です。
私は、ゆうこすさんのことをこの本を読むまで知りませんでした。
ゆうこすこと菅本裕子(すがもとゆうこ)さんは、HKT48というアイドルグループに所属していたそうです。
2012年に脱退し、その後、ニート生活を送り、「モテクリエイター」という独自の肩書きで株式会社KOSを起業。
現在はタレント、モデル、SNSアドバイザー、インフルエンサー、YouTuberとして活躍中。
だ、そうです。
なぜこの本を読もうと思ったのかというと、例により、「ヒトデさん」のおすすめだったからです。
YouTubeでヒトデさんがおすすめしていて、ちょうど私もTwitterをやっていたので、興味があって購入しました。
読んでみました。
率直な感想は、「真面目だなぁこの人」でした。
なんというか、若いのにしっかりしている、と、感じました。
この本は、SNSの心得、のようなものが書かれています。
SNSでは有名な「Twitter、Instagram、YouTube」を主に、自らが実践してきた例を出して、成功例と失敗例を紹介してくれています。
フォロワーの増やし方、というようなことも記載されていますが、どちらかというと、そのテクニックが書かれているのではなくて、やはり心得、のようなものが書かれています。
「数だけ増やしても意味がない」「フォロワーをファンにする方法」「SNSを使って何ができるか、(自身は何をやってきたか)」そのようなことが書かれています。
バズるツイートの書き方とか、爆発的にフォロワーを増やす方法とか、SNSを使っての副業のすすめ、なんていうことはまったく書いてありません。
そういうことが知りたい方はYouTubeでいくらでもあるのでそちらをご覧ください。
この本を読んで知ったことですが、ゆうこすさんはSNSを有効的に使って自らビジネスをしている人です。
なので、この本は、SNSのハウツー本というよりも、ビジネス書に近いと思います。
最後の方はビジネスとしてのSNSの活用法などが書かれています。
SNSを使って何かを発信したい方、自らがプロデュースしている商品やブランドをSNSを使って広めたい方、経営している会社、お店をSNSで紹介したい方、なかなかSNSを有効活用できていなくて悩んでいる方、そういう方たちに読んでもらいたい本です。
書評
総合評価:✩✩✩
読みやすさ:✩✩✩✩
活かせる度:✩✩✩✩
新鮮さ:✩✩✩
読んでよかった度:✩✩✩
ファンになっちゃう:✩
(MAX:✩✩✩✩✩)
です。
読みやすさは星4。読みやすかったです。少し、分からないカタカナがあって、意味を汲み取れなかった部分はありますが、それは私が無知なだけなので、本そのものはとても読みやすいです。仕事の待機の時間に2日で読み終えました。
活かせる度、も、星4です。私はInstagramはやっていませんが、TwitterとYouTubeはやっています。私は、楽曲を作り、動画を作って、YouTubeで配信し、Twitterで紹介したり、毎日ブログを書いてツイートしたりしています。やはり、多くの方に見てもらいたいし、聞いてもらいたい。ブログも読んでもらいたいし、ファンになって欲しいと常々思っています。
この本を読んで、かなり自身のSNSに活かせるのではないかと思いました。
自分をブランディングする方法、ヘッダー、プロフィールの書き方、発信の仕方、タグの使い方など、参考になりました。
新鮮さは星3。この本は、2019年に発行されていて、現在2021年には9刷発行されています。かなり新しめの本です。考え方も若い人独自のもので、SNSを駆使してきた著者の実践を踏まえての内容なので、信憑性もあり、斬新です。ただ、どこかで見たなというような内容もあったので、星3にしました。
読んでよかった度も星3。読んで、よかったと思います。何も分からないままSNSを腐れせてしまうのはもったいない。せっかく使っているのだから、有効的に使いたい。そういう意味で星をみっつ付けました。
ファンになっちゃう度は星ひとつ。私はこの本を読んで、ゆうこすさんのファンにはなりませんでした。それは、魅力的ではないとか、面白くなかったという意味ではなくて、ものすごく真面目な本だったからです。
そこらへんにある芸能人の書いた本なんかよりもずっと実用的でビジネス的なものでありました。
ファンにならないのは、ゆうこすさんの専門が「モテ」にあり、「コスメ」にあり、「ファッション」にあるので、男性である私にはまったく関係がなかったのです。
現に、ゆうこすさんのフォロワーさんの多数は女性なようです。
アイドル時代とはまったく違う活路を見出したようです。尊敬します。
以上を踏まえて、総合評価は星3です。
星4にしようか迷いました。どちらかというと4に近い3です。
以上が、私が読んでみた『共感SNS』の書評になります。
まとめ
『共感SNS』。なかなか、面白い本でした。
とにかく真面目。
冷静だし、分析も凄い細かい。アナリティクスなんて、私は興味本位で一度しか見たことがない。
データを分析し、表にまとめ、具体的な考えに基づいてこの本は書かれています。
「PDCAではなくて、DCPA発信サイクルだ」というところでは目からウロコが落ちました。
令和という時代の、新しいビジネスモデルのような気がしました。
いやいや、若いのになかなかの人物です。
しかしまあ私のファンは増えないな。
ちょっといろいろ考え直して、SNSを活用していこうと思います。
何かの参考になれば、幸いです。
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