歯車でありたい

雑文

 今日は12月25日。クリスマス。

 私は仕事でした。

 予定が何もなかったというよりは、たまたま仕事の曜日だったから仕事だったというわけです。

 折角のクリスマスに仕事なんてと思われるかもしれませんが、私はどちらかというと、こういう日こそ仕事でよかったと思います。

 恋人も居なくて、友人も居なくて、特にクリスマスの予定もなくて寂しいから仕事をしていると気が紛れるといったものではありません。

 こういうイベントごとのときほど、仕事をしていると落ち着きます。

 それは私のポリシーに由来します。

 例えば私に恋人が居たとして、クリスマスデートをするとします。

 イルミネーションを見に行くでもいいし、お洒落なディナーを楽しむのでもいい。

 そこには必ずスタッフさんがいます。

 働いてくれる人がいるおかげで、デートが楽しめるわけです。

 なんだかそれは私にとっては「悪いな」という気がします。

 そう思うと、心から楽しめないのです。

 なので私はそういうイベントごとのときは、「裏方」に回りたいのです。「支える人」でありたいのです。

 主役ではなくて黒子。

 私は黒子でいたいのです。

 とても今更ですが、このブログのタイトルを見てください。

 タイトルは「Little-Gear-Works」です。

 意味は「小さな歯車の仕事」なのですが、これは私が自営業を始めるにあたってつけた「屋号」でもあります。

 歯車と聞くと「なんだかなぁ」と思われるかもしれません。

 湘南乃風の『黄金魂』という曲の中でこんな歌詞があります。

「一生 社会の歯車の一部なんかで終わってたまるか」

 と。

 黄金魂は若者の闘士を燃やすようないい歌詞と曲なのですが、この点だけは私と考えが違います。

 私は、「社会の歯車の一部」でありたいのです。「なんか」なんて言えるようなものじゃなくて、立派なことだと私は思っています。

 歯車というものは、それ単体ではまったく意味のないものです。

 他の歯車と噛み合うことによって、意味が与えられるのです。

 そして、機械の中で、どんな小さな歯車でもひとつ欠けたらちゃんと動かなくなってしまうのです。

 歯車は、とても立派な仕事をしています。

 人間というものは一人では生きていけません。そして、一人で出来ることというものも、少ないのです。ですが、他者と協力することで、素晴らしい仕事が出来るようになるし、みんなで生きていくことができるのです。

「歯車であれ」それが私のポリシーです。

 そういうポリシーを尊重してくれる恋人が居たらいいなと思ってます。

「クリスマスなんだからなんとか休みをとってデートしようよ」ではなくて、「貴方はそういう人だから、クリスマスはお仕事頑張ってね。終わったら一緒に乾杯しましょ」と言ってくれる恋人がいいです。

 そういえばテレビであるカップルが車が走る車道に出てまでイルミネーションの写真を撮っている姿が映し出されていました。

「なんだかなぁ」と思います。

 今日は短いですがそんなところですかね。

 ”””。・:*:・゚☆メリークリスマス・:*:・゚☆”

 

 

 

 

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