金か夢か負債かリスクか

雑文

 わたしは今、お金に困っている。

 まあいろいろあって、出費が重なり、生活費がないのだ。

 借金もしている。

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 夢について語ろうか。

 わたしには、夢がある。

 それも、ひとつではない。

 やりたいことは、たくさんあるのだ。

 だが、

 わたしの命は「ひとつ」しかない。

 そういうことを思うと、わたしは「銀行に行ったらいいんじゃないか」と考えはじめる。

 起業するためだ。

 起業し、「商品」を生み、売る。

 利益を作り出し、返済し、経営していく。

 そういうことだ。

 ふと聞いた話だが、わたしが今目をつけている物件が月5万円くらいらしい。

 安い。

 テナントとしては安い。

 一日の売り上げが一万を超えなくても、30日あれば十分やっていける。

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 考えてしまう。

 お店を出すことを。

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「もう、あのろくでなしとは会わなくていいから」

 と、母が言った。

「ろくでなし」とは、わたしの父のことである。

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 父は、「起業」した。

 自分で店を作った。

 だが、破綻した。

 借金が数千万あり、

 離婚することになった。

 母は、父のことを、「ろくでなし」と呼んでいた。

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 わたしは、父の二の舞になるのだろうか。

 わたしは、父に似ている。

 常に野望を持っていて、自分軸で生きている。

「現実」なんてものは見えていなくて、常に「夢」を追っている。

 わたしはどうしたらいい?

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 人生、半分が過ぎようとしている。

 後悔のないように生きたい。

 もうちょっと、計画を練ってみようか。

 計画を練り、考えられるリスクを考慮し、

 採算が取れる見込みがあるのなら、

 実行に移す。

 そう、しようか。

 わたしは、

 この限りある人生で、

 夢を見ていたい。

 その夢を、追い続け、

 かなえて、見たい。

 おやすみなさい。

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