「おばさんだ」と思うことが多い。
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わたしは接客業をしているのでたくさんの人に出会う。
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男のことはわかっているので、興味がないけれど、「女」については興味がある。
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わたしは、よく、「女」を見ている。
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いまつとめているレストランは、客層が大人向けなので年齢層が高い。
40代から、60,70くらいだろうか。
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女性を見ていて、「ああ、おばさんだ」と、わたしは思っている。
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その、「ああ、おばさんだ」という言葉の裏には、
「どうしてもっと『美』を意識しないんだろう」っていう憤りがある。
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女に生まれたのなら、もっと、「かわいく」「美しく」あれば素敵じゃないかって思うのだ。
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おばさんの定義があるのなら、それは、「美」「かわいさ」を放棄した姿だ。
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わたしはいま、「かわいさ」を追求している。
今年40になるおっさんだが、こんな写真を撮っていたりしている。
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あほだろう?
笑え。
うんこ。
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わたしは、かわいい女の子が好きだ。
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もし女の子に生まれたのなら徹底的にかわいさを追求するし、間違いなくモテる自信がある。
前立腺だって攻めてあげる♡
だけど、わたしは男なので哲学的に性別とか、社会について考える。
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可愛さ。
「かわいいね」って、誉め言葉なんだけど、ある一定の女性に対しては「侮蔑」を意味する。
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それはなぜかというと、「かわいい」という言葉の裏には、「下に見ている」ということがあるからだ。
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赤ちゃんや、子犬や子猫なんかを見れば誰だって「かわいい」と思う。
それはなぜか、それは、対象が「非力」で「かよわい」からだ。
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だから、自分の力でこの社会を生きていこうと努力しているたとえばキャリアウーマンに対して「君はかわいいね」という言葉は誉め言葉でもなんでもなくて「侮辱」「侮蔑」にあたいする。
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「かわいい」とは、いったいなんなのか。
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「かわいいは正義」
それは間違いない。
だけど、世の中生きていくには「かわいい」だけじゃだめなのだ。
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少し養護するけれど、よの「おばさん」たちが「かわいく」ないのは、「必死で生きているからだ」と思う。
結婚、出産、育児、生活、家事、社会、人間関係。もろもろ。
たぶん、「かわいい女の子」では生きていけないだろう。
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変な話だが、たとえばわたしの母親が「かわいい」を追求していたら「イヤ」だ。
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彼女らは、「母」になったのだ。
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そこに、「かわいさ」なんて必要ない。
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むしろ邪魔だ。
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だから、「おばさん」たちは、「おばさん」になったのだ。
「おばさん」って言ってごめんなさい。
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すごく、哲学的で、社会学的な話になってしまうので、割愛します。
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わたしは、どちらかというと、怒っていて、あと、嫉妬している。
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怒っているのは、「かわいく」「きれい」にならない女たちで、
嫉妬しているのは、「とことんかわいい女の子」だ。
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男は、女にはかなわない。
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ねえ、あなた、
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女に生まれたことって、それって、とても奇跡なんだよ。
消耗品のような「男」の気持ちくらい、わかってほしいよ。
「あ、荷物届いたから、倉庫に運んどいて。男の子でしょ」
で、すます軽率な感性しかもっていないならあんたは女失格だ。
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おばさん以下のばばあだ。
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わたしは今日もレニーブルー
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