わたしはいま、休日をいいことにアニメ、『無職転生』を観ている。
サブタイトルは、「異世界行ったら本気だす」
タイトルからしてわたしは嫌いだった。
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異世界転生ものが嫌いだ。
だって、そうだろう、お前らは「現実」に生きてるんだ。
異世界に行ったら本気だす?
何言ってんだてめえ、
「いま」だろ。林先生じゃないけど、「今がんばれねえで、いつがんばんだよ」
そんなやつは異世界行ったってなにもできやしない。
だけど、たいていの転生ものは「おいしい」。
「特殊能力」が使えたり、「ハーレム」だったり、「無双」したり。
現実ではだめだめだったやつが、転生しただけで無双する。
そういうのが、大嫌いだ。
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わたしは、そういう異世界転生物が大嫌い。
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だけど例外もある。
たとえば「リゼロ」だ。
リゼロも異世界転生ものだけれども、非常に面白い。
そういう例外の中のひとつに、『無職転生』を挙げようと思う。
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まだ、シーズン1なので、くわしいところまでわからないけれど、一気見している。
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わがまま娘だったエリスの成長がほほえましいし、仲間との絆やたくさんの人たちとの関わりが非常に面白い。
17話で泣いたのは、
まあいいや、ネタバレになる。
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話を自分のことにするので興味がないひとはばいばいで。
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わたしは、異世界転生ものが大嫌いだが、
わたしがはじめて描いた漫画は「異世界転生もの」だった。
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ちょうど、ドラクエVとか、ファイナルファンタジーにはまっていたので、
中世ヨーロッパ風というか、バロック音楽というか、ワルツというか、お城とか、剣とか職業とか魔術とか、そいういうものにあこがれていたのだ。
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あらすじはこうだった。
日常に嫌気がさしていた13歳の主人公の元に白魔導士のシルクが現れる。
そこで、異世界に連れていかれる。
世界の破滅を前に、「聖剣」を抜く。そこから、冒険がはじまる。
そんな、FFとドラクエと「聖剣伝説」がまじったようなマンガをわたしは描いていた。
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なんか、『無職転生』をみていたら、あのときの気持ちが蘇ったような気がした。
「異世界、いい」と。
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たぶんわたしが異世界ものを嫌っているのは、大人になって、わたし自身「現実」と真剣に戦っているからだ。
「働いたら負け」とかいうやつは死ねばいいと思ってる。
だから、「異世界行ったら本気だす」とか、「無双」だなんて、クソだと思っていたのだ。
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リゼロは知っている人は知っているけど、「めっちゃ苦労する」
前世でのことにも触れたりして、異世界に生きているけれど、ちゃんと「現世」のことも描かれている。
『無職転生』を高評価しているのは、そこだ。
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嫌いだ嫌いだといいながら、「何も観ずに否定するのはよくない」と思い、いろんな転生ものを観てきた。
たいていはCランク作品である。
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わたしは厳しい。
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だけど、無職転生はいいよ。
わたしが言うんだから間違いない。
ちょっと「家族」というものについて書きたかったけれど、冗長になってしまうのではぶきます。
今日は、こんな感じ。
まる。
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