書評#5『「好き」を「お金」に変える心理学』

書評

はじめに

 私はあまり頭がよくありません。

 特に記憶力に自信がなく、すぐにものごとを忘れてしまいます。

 読書でもそうで、読んだらすぐに忘れてしまう。

 そして、難しい本は理解ができない。

 でも、私は本を読むことが好きです。

 ジャンルは様々です。

 小説、エッセイ、ビジネス書、自己啓発本、実用書などなど。

 私のように、本は好きだけど読書が苦手という方は多いと思います。

 そんな人のために、書評を書くことにしました。

 私が読んでみて、「これはいいよ」とか「これはいまいちだった」とか、そういった書評を発信していきたいと思います。

 何かの参考になれば幸いです。

『「好き」を「お金」に変える心理学』

 書評第5冊目は、DaiGoさんの本、『「好き」を「お金」に変える心理学』です。

 DaiGoさんといえば、メンタリストで有名ですね。

 私はほとんどテレビを見ないのですが、そんな私でも知っている人です。

 どうしてこの本を読もうと思ったのかというと、またまたヒトデさんです。

 ブログを書く人なら知らない人はいないという有名トップブロガーのヒトデさんです。

 YouTubeを見てていて、ヒトデさんがこの本を紹介していました。

 そんなわけで、この本を読みました。

 内容は、タイトルにあるとおり、「好き」なことを「お金」に変えるための方法を心理学的なアプローチからおすすめしてくれるというものです。

 好きなことをお金に変えられるって素敵ですよね。

 自分の仕事が、好きなことで満たされていたら、どんなに幸せなことでしょう。

 本のはじめに「あなたが幸せになるにはいくら必要か知っていますか?」というような内容が書かれています。

 そのことを、コーヒーのサイズで例えています。

 コーヒーを注文するとき、大抵の人は、自分の飲みたいサイズを注文します。

 ジョッキにコーヒーが注がれていたら、「こんなにいらない」「飲みきれない」となります。

 でもそれが、「お金」だったらどうでしょう。

「多ければ多いほどいい」と思う人が多いのではないでしょうか。

 でもそれは間違いです。

 何のためにお金を稼ぐのか。何のためにお金が必要なのか。それは、「幸せ」のためです。

 自分が幸せになるためにはいくらのお金が必要なのかという「幸せ」と「お金」のバランスを考える必要があります。

 そして、どんなふうにお金を使えば、幸せになれるのか。

 使えば使うほどお金が生まれる「無限ループ」の作り方が、この本には書かれています。

 好きなことを、お金に変える方法。

 もしまだ好きなことが見つからない人も、どうすればいいのかを心理学的な視点から解説してくれています。

 ご興味のある方は、一読を!!

書評

 総合評価:✩✩✩
 読みやすさ:✩✩✩✩✩
 記憶に残る:✩✩
 再現性:✩✩✩
 お金持ちになれる:✩✩
 心理学が身につく:✩✩
 (MAX:✩✩✩✩✩)

 です。

 読みやすさは抜群の星5です。とても読みやすかった。

 記憶に残るかどうかは曖昧ですね。読み返さずに覚えていることは、「お金を稼いだら自分の好きなことに投資せよ」ということくらいです。

 他のことはあんまり覚えていないです。

 再現性。つまり、この本を読むことによって自分の生活に活かすことができるかどうかということ。

 それは星3です。

 特に難しいことは書いていなかった印象です。

 活かすことができる人には活かせるし、まったく活かすことができない人はそのままです。私はどちらかというとあまり活かせないような気もします。

 お金持ちになれるかどうか。

 この本は、お金に関することが書かれていますが、「お金持ちになれる本」ではありません。

 なので、星は2つ。

 でも、自分の好きなことにお金を使うことによって、知識や技術が向上され、その結果リターンが増えることになるという点では、お金持ちになれる可能性はあります。

 ただ、「お金持ちになれるかどうか」は、この本の趣旨ではありません。

 心理学が身につく。星、2つ。

 心理学的観点からの方法論や例などが書かれていますが心理学についての本ではないです。

 心理学について知りたい方は、私の家の倉の中のダンボールに入っている『心理学概論』を読んだ方がいいです。

 総合評価、星3。

 読みやすかったのが高評価です。

 ただ、ヒトデさんが「読まなきゃ損」だというほどの衝撃は受けませんでした。

 私に感受性が足りなかったのか、読解力がなかったのか、分かりませんが、「めっちゃ人にすすめたい!」と思うほどの内容ではありませんでした。

 ごくさらっと、「ふんふんなるほどなるほど」と思って読み進めました。

 でも、悪い本ではありません。

まとめ

 「好き」を「お金」に変える心理学。

 この本を読んで私が得たものは、「お金を稼いだら自分の好きなことに投資すること」です。

 その言葉に尽きるのではないでしょうか。

 それでもこう思う人はいると思います。

「好きなことはあるけれど、それが仕事になるとは思えない。仕事は仕事で割り切ってやって、好きなことは趣味でやるよ」と。

 分かる気がします。

 私は作曲することが好きで、曲を作っては動画サイトにアップしていたりしますが、だからといってミュージシャンや音楽家になれるわけではありません。

 ミュージシャンとか、音楽家とか、そういう職業が世の中にある人はまだいいです。

 自分の好きなことが、職業として世の中にない、という人は多いと思います。

 でもそこで諦めてしまってはいけません。

 例えば著者のDaiGoさんですが、メンタリストという概念を日本に持ち込んだのはまぎれもないDaiGoさんです。

 自分で自分の職業を作ってしまったのです。

 脱帽です。

 心理学が好きだったら、普通は学者になるか、心理士になったり、カウンセラーや精神科医になったりします。

 でもDaiGoさんはメンタリストになった。

 そういうところが大事なんだと思います。

 需要のないところに需要を生み出すのが真の供給です。

 そういうことを考えさせられる本でした。

 私も、自分の好きなことをお金に変えていきたいですね。

 ありがとうございます。

 

 

 

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