ちょっと、落ち込んでいる。
先日受けた面接ですが、不採用という結果でした。
また探さなければならないのかという重荷と、「いつ決まるのだろうか」という不安を抱えています。
でもまあ、結果は変わらないので、前を向いていくしかない。
今日は休日で、朝から寒く、風が強かったです。
午前中はおばあちゃんの手伝いをしていました。
腐葉土をA地点からB地点へと運ぶという仕事です。
まとめてある土を、おばあちゃんが集め、私はそれを運び、まける。
そういう作業をしていました。
集めてある土は、縦2メートル、横2メートル、高さ1メートルくらいの大きさでした。
土を集めているときに、白くて大きなイモムシを見つけました。
見たことがあります。
カブトムシの幼虫だとすぐに分かりました。
私が小学生のころ、家でカブトムシを飼っていたのです。
卵から幼虫、蛹、成虫までの成長過程を観察していました。
カブトムシが好きだったわけではありません。
私は、虫全般が嫌いです。
たぶん、母親が勝手に情操教育として家に置いておいたのでしょう。
おばあちゃんはおもむろにその幼虫を手に取って、放り投げました。
やれやれと思いました。
それからしばらくのあいだ土を運んでいましたが、まあその幼虫が出てくること出てくること。
1匹や2匹じゃありません。50匹くらいいました。
まあ気持ちの悪いものです。
それをおばあちゃんは手で掴み、ぽーんと放り投げていました。
地面にたくさんの幼虫が放り投げられました。
もうなんだか何かの食料品くらいの量の幼虫が地面に広がっています。
ある意味見ものです。
鳥が見たら喜ぶかもしれない。
少しして、休憩を取りました。
地面にしゃがみこみます。
すると、近くに3匹ほどその幼虫がいました。
死んでいるのかなと思っていましたが、動きました。
白い体に、うっすらと黒がうつっている。
土でも食べるのだろうか。
成虫のカブトムシよりも、幼虫のイモムシの方が体が大きいのは、何か理由があるのだろうか。
栄養でも詰まっているのかな。
そういえば、この幼虫を食べる人間もいそうだ。どこかの国で。
私はどう料理しても、虫だけは食べられない。
イナゴの佃煮はかろうじて食べられるけど、それ以外は無理だ。
(ヾノ・∀・`)ムリムリ
もし例えば戦争中で、出兵していて、まわりに食べ物がなくて、このイモムシしかいなくて、それを食べれば生きられるけれど、食べなければ死ぬかもしれないというとき、私はどうするか考えました。
ブツ切りにしたらどうだろう。
いや、(ヾノ・∀・`)ムリムリ。
形が分からないくらいにして飲み物にしたらどうだろう。
いや、(ヾノ・∀・`)ムリムリ。
うん。どんな風にしても私はその幼虫を食べることはできなさそうだ。
食べるくらいなら死んだほうがましだ。
休憩が終わり、作業を続けました。
11時前に、土を全部運び終えました。
歩いて家に帰ります。
着替えをして、煙草を吸いました。
今日は予定があります。
探している本があるので、それを見つけに駅前の本屋さんまで行く予定でした。
よく利用する本屋さんでは、その本はなく、出版社に問い合わせをしてもらったものの、在庫がなく、重版の予定もないとのことです。
駅前の本屋さんは大きいので、もしかしたらあるかもしれないと考えていました。
車で1時間くらいの距離なので、ちょっとしたドライブです。
私はそういうドライブが好きです。
ガムをふた粒口に入れて、音楽をかけながら車を運転していました。
着きました。
有料の駐車場に車を止めて歩きます。
本屋さんに着いて、すぐに店員さんにメモを渡しました。
パソコンで調べてくれて、本棚の方に歩いていきました。
本棚の方に歩いたということは「あるのだな」と、期待は膨らみました。
ところがなかなか店員さんは戻ってきません。
少しして他の店員さんが私に声をかけてくれました。
「いま、探してもらっています」と答えると、その店員さんも本棚の方に歩いていきました。
まわりの本を眺めながら、私は待ちました。
店員さんが戻ってきます。
その手には本はありませんでした。
「ご注文されますか?」と聞かれたので、私は出版社にも在庫がないのだと告げました。
店員さんは、パソコンを少しいじったあとに、「そのようですね」と言いました。
「ありがとうございます」と私は頭を下げて、お店を出ました。
これはもう、ネットしかないかな。
あと一軒、駅舎の中に本屋さんがある。
それで最後にしようと決めました。
そこになければ、ネットで探す。
歩いている途中でらーめん屋さんを見つけました。
なんとなく、食べたかったのでお店の中に入りました。
「こってりの黒」を頼みました。
食べました。
美味しかったです。
そして、駅舎に向かいます。
風が強く、歩くのも少々困難でした。
駅舎に入り、エスカレーターを上る。
薬局とメガネ屋さんを通って、本屋さんに着く。
レジにいた店員さんにメモを渡しました。
パソコンで調べてくれて、本棚の方に歩いて行きました。
それをじっと見守る。
すると、店員さんは本を持ってやってきました。
私の目が大きく開かれました。
「こちらで間違いありませんか?」
間違いなかった。
それを受け取り、お会計をしました。
4軒目で、ようやくその本を手にすることができました。
嬉しい気持ちです。
駐車場まで歩き、車に乗り込みます。
ガムをふた粒口の中に入れる。
そして、来た道を戻りました。
家に着いたのは午後3時過ぎ。
あとはゆっくりと過ごしていました。
それにしても不採用か。
やっぱり落ち込むな。
_| ̄|○
はあ(ため息)。
コメント