退院祝い

雑文

 今日もあまり時間がないので短めです。

 今日はお休みで、友人とごはんを食べに行ってきました。

 入院しているときに知り合った子で、僕が退院したあともその子はずっと入院したままだったのでしばらく手紙のやりとりをしていました。

 昨年の12月にようやくその子も退院したので、退院祝いにお好み焼きを食べに行くことを約束していたのです。

 マキちゃんといって、入院していたときは22歳だったので多分いまは24くらいだと思います。

 初めて病院で会ったときは「なんかめんどくさそうだからあんまり関わらないでおこう」と思っていたのですが、何故だかマキちゃんの方から絡んでくるのでその相手をしていたらいつのまにか仲良くなっていったのでした。

 年も離れているし、共通の趣味なんかはない。

 僕はアイドルが大嫌いだが、マキちゃんは嵐の大ファンだったりする。(まあ嵐は嫌いじゃないけど)。

 価値観も大分違うと思う。

 仲良くなる要素なんてまるでないのだが、なんだかんだ関係が続いているのだ。

 そういえば入院しているときはマキちゃんが毎日日記を書いていて、僕は単なる暇つぶしでその日記にコメントを書いてあげたりもした。

 マキちゃんの勉強にも付き合ったりもした。

 懐かしい。

 マキちゃんはてんかん持ちで、ときどき意識消失が起こる。病院で何度も見た。

 癇癪持ちでもあるし、自分の気持ちをなかなかコントロール出来ない子でもある。

 どうしてなのかは僕にも分からないけど、オーバードラッグをしたり、自傷行為をすることもある。

 シャンプーを飲んだりもする。

 僕はそのことにたいしてあまり感心を持っていないのでなんとも思っていない。

 いつも「バカだねぇ」と言っている。

 今日で一年以上振りだけど、あんまり懐かしいとは思わなかった。

 LINEで写真を見ていたせいなのかもしれない。

 相変わらず足が太かったが言わないでおいた。

 待ち合わせ場所で落ち合うと、早速お好み焼き屋さんに向かった。

 僕の知っているお店だった。

 正直僕はあまりお好み焼きが好きではない。

 そのことを言ったら、「じゃあ寿司でもいいよ」と言ってくれたけど、寿司もあまり好きではないので、結局お好み焼きにすることにした。

 もしかしたら潰れているんじゃないかと思っていたけれどちゃんとお店はやっていた。

 入ると意外にもお客さんは多かった。

 鉄板が付いたテーブル席に案内された。

 なんでも良かったのでマキちゃんに任せることにした。

「じゃあ明太子なんちゃらで」

「あ、明太子は嫌いだからいや」

「じゃあジャガなんちゃらで」

「ジャガイモもあんまり好きじゃない」

「うーん」

 全然任せてなかった。

 結局モチなんちゃらにすることにした。あと、焼きそばもあったのでそれも頼んだ。お好み焼きはあんまり好きではないけれど、焼きそばは好きだ。

 ついでにドリンクバーとノンアルコールビールを頼んだ。

 乾杯をする。

 少しして、お好み焼きがやってきた。

 どうやって焼いたら良いのか分からなかったけど説明書きが書いてあったのでそのとおりにやってみることにした。

 こんな感じである。

 焼きあがるのを待って、二人で分けてお皿に乗せる。

 ソースと削り節の粉をかけた。

 食べてみると、意外に美味しかった。モチがいい感じだった。

 タネの半分は残していたので、それを最後にとっておき、次に焼きそばを焼いてみることにした。

 火が通るまで鉄板の上で混ぜてみて、頃合を見てソースをかけた。

 これも二人で分ける。

「うまい!」

 うまい! と僕は言ったが、煉獄さんの真似をしているわけではない。

 純粋に美味しかった。

 そして最後に残りのお好み焼きを焼いて食べた。

 寿司じゃなくて良かったと思う。

 たまには悪くないなと思った。

 そのあとは、彼女の希望でドンキホーテに向かった。

 詳細を書くと長くなってしまうので割愛する。

 5時までにグループホームに戻らなければならなかった。

 時間がギリギリだった。

 5時少し前に到着した。

 楽しんでもらえたみたいで良かった。

 僕もいい休日の過ごし方をしたと思う。

 それにしても、「縁」というものは不思議である。

 うん。

 それじゃあまた。

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