ゴールデンウィークが始まりました。
イヤです。
理由はお店が忙しくなるからです。
僕は、忙しいのは嫌い。
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大型連休。
世間ではおそらく楽しみなものなのでしょう。
僕も小学生のころは連休はわくわくしました。
ところが、社会人になってからは、仕事の都合上連休は仕事です。
いままでは謙虚な気持ちで「裏方として頑張ろう」と思っていましたが、最近は「正直に生きよう」と思っているので正直に「連休なんて大キライだ」と言っています。
今日はレストランでのお仕事。
お店について支度をしているときにアイさんが「モリモリだよ」と言っていました。
ご予約がたくさんあるという意味です。
準社員のえりさんが「うへえ」と言っていました。
さすがにゴールデンウィークは混むことが予想されるから「アフター」にまわることはないだろうと思っていましたがまさかのアフターでした。
アフターというポジションは伝票やテーブル状況を把握し、料理を出すタイミングを調整する役目です。
とても頭を使うので、あんまりやりたくないです。
「ゴールデンウィークは修行だと思って諦めている」とアイさんが言っていました。
修行……。
やれやれだ。
ご予約は９件ありました。
多い。
でも先日はご予約が１１件だったので「それに比べればなんとかなるかな」と思っていました。
開店前からすでにお客さんでいっぱいでした。
まじかーと思いました。
「全集中」と誰かのマネをして心のなかで気を引き締めます。
１１時開店。
どんどんと席が埋まっていきます。
ミスをしないように最新の注意を払いながら店内をまわっていました。
アフターの仕事で今日は重大な任務がありました。
それは「サプライズ」です。
どうやら結婚祝いのサプライズがあるそうです。
デザートの盛り合わせにチョコレートでメッセージを書いてそれに花火をつけてサプライズ的に持っていくものです。
サプライズは、普通のデザートよりも早めに準備しなければなりません。
その、タイミングをはかるのがアフターの約目です。
遅すぎたらサプライズが失敗になってしまい、お客様は落胆してしまいます。
せっかくだから喜んでもらいたい。
ちらちらとそのテーブル状況を気をつけて見張っていました。
それと同時に、他のテーブルの状況も把握し、コントロールしなければなりません。
あれをやり、これをやりながら「いまか」「まだか」「いまか」「もうちょういかな」と、タイミングを見ていました。
お客様のパスタが残り三分の一くらいのところでアフターをかけました。
悪く、ない、はず。
その数分後に他のテーブルのアフターもかけます。
そのふたつが無事に出ればとりあえずの問題は解決します。
お店の全部のテーブル状況と受けた注文状況を確認しながら店内をまわっていました。
あえてサプライズのテーブルには近寄りませんでした。
おそらく、もうパスタを食べ終わっているころです。
テーブルに行けば、お皿を下げなければならない。
すると、サプライズのことを知らない（祝われる）お客様は「あ、デザート食べようかな」なんてことを思ったりする可能性があります。
それを頼まれてしまったらサプライズプレートを出せません。
まだ、かな、と思いながらドリンク場をチラチラと何度も覗いていました。
マネージャーがデザートの盛り合わせを作っているのだけど、なかなか出来ない。
結構時間がかかっています。
大丈夫かなと心配になりました。
「デザート出まーす」という声が聞こえたのはそれから３分後くらいでした。
良かった。間に合った。
サプライズプレートはえりさんが持っていってくれました。
これで安心。
その後は店内はほとんど満席でウェイティングもなかなかなくなりませんでした。
忙しいです。
でも、今日のシフトは厚く組んでいてくれていたのでそんなに「重さ」を感じませんでした。
オーダーが複雑でないことも助かりました。
問題なく時間が過ぎていく。
怒られていない。
２時、くらいでしょうか、落ち着いてきたのは。
それでもテーブルはいつもより埋まっています。
デシャップも荒れている。
バッシングしなければならないテーブルもたくさんある。
３時までに片付けることが出来るだろうか。
でもピークは終わったのであとは片付けに専念するだけです。
仕事が終わったのは午後の４時。
きっちりシフトどおりでした。
バッシングはすべて片付けたけれど、デシャップは荒れたままでした。
でもまああとはなんとかなるだろう。
ゴールデンウィーク初日、終わりました。
無事です。
忙しいには忙しいのだけど、シフトが暑いことで無理なく働けました。
明日以降はどうなることだろう。
できればアフターはやりたくないです。
明日は夜まで働きます。
どうか無事でありますように。（忙しくなりませんように）。
よろしくお願いします。
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