友達

雑文

 あなたにはいま、自信を持って友達と言える人が何人いますか?

 僕には、2人、います。

 ひとりは大学時代に知り合った友達で、もうひとりは一番長く付き合った元カノです。

 どちらも、15年以上の付き合いになります。

 僕はどちらかというと人付き合いが苦手で、友達付き合いも苦手です。

 なので、気が付くとどんどん人が離れていく。

 今日、こんなことがありました。

 職場で店長が○○さんに会ったというのです。

 ○○さんとは、僕と同期の子で、何年間か一緒に働いていた子です。

 店長からその話を聞いて、○○さんの近況が知りたくなりました。

 仕事が終わったあとに、LINEを覗いてみると、なんと「メンバーがいません」になっていました。

 僕はLINEには詳しくないので、どういうことなのかは定かではないのですが、おそらく○○さんは僕を「切った」のでしょう。

 久しぶりに、心に冷たい風が吹きました。

 こういった思いは、いままで何度も経験してきました。

 「どうしているかな」「元気でいるかな」「いま何してるんだろう」そう思ってメールしようとしたら届かない、というような経験です。

 つまり、切られたわけです。

 何かをした覚えはない。何もしていない。なのに何故か切られてしまう。

 僕は友達だと思っていたのに、彼、彼女らからしたら、僕は友達ではなくなってしまったのだ。

 寂しいものである。

 約38年間生きてきて、沢山の出会いがあった。100人は超えるだろう。

 一緒に遊んだり、一緒に勉強したり、一緒に飲んだり、一緒に、思い出を残していたはずなのに、なぜだかみんな僕から去っていった。

 一体何をしたのだろう、といつも不思議に思う。

 そりゃあまあ、マメな方ではないから、連絡はほとんど取らないし、遊ぶのもあんまり得意じゃないから、遊びにも誘わない。

 だけど、それで友達やめるかーと、思う。

 友達の多い人というのは、一体普段どういう付き合い方をしているのだろう。

 毎日メールなり電話なりLINEなりするのかな?

 何かの誘いくらいはするだろう。

 そういうことをしてこなかったから、僕は友達が少ないのだろうか。

 ときどきこれはDNAのせいじゃないかと思ったりする。

 僕の母親も、父親も、友達がいない。見たことがない。

 だから、親に似てきた僕にも、友達がいないのだと。

 そう思うと、絶望的な気持ちになる。

 だけどこうも考えられる。

 本当は、僕自身、友達を必要としていないのではないか、と。

 僕は、遊ぶことが苦手である。遊ぶことで、純粋に楽しいと思えたことはあまりない。

 どちらかというと苦痛で、「はやくひとりになりたい」と思っていた。

 ひとりは楽である。

 普段の生活の中で、友達がいなくたって生きてはいける。

 特に用もないのに、メールやLINEを送る気にもなれない。

 多分僕は、心の底から友達を必要としていないのだ。

 無意識領域までその欲求は根付いている。

 もし、僕が心の底から友達が必要だと感じていたのなら、マメに連絡を取っていただろうし、遊びに誘ったりしたのだろう。

 そしたら、友達は減らなかったのかもしれない。

 だけどそうはしなかったから、友達は去っていったのだ。

 そういうものだと僕は思っている。

 決して僕は自分のことを悪い人間だとは思っていない。

 冷たいとも思っていない。

 だからといって、情に厚いとか、友達思いかというとそうではない。

 ただの、普通の人間である。

 普通の人間だが、友達は少ない。

 何故だかTwitterでもその傾向が見られる。

 いいねの数やリプの数が極端に少ないのだ。

 不思議だな、と思う。

 もちろんフォロワーさんの数が少ないからという理由はあるのだろうけど、他の人のツイートの反応と比べると、僕のツイートへの反応は少ない。

 多ければいいのかというと、そういうわけでもないけれど、ただ事実として、そうなのだ。

 不思議だな、と思う。

 ある人は、勝手にフォロワー数が増えていくのに、僕は地味で、

 ある人は、特に面白いツイートでもないのに、反応を貰えたりする。

 これは、もう、なんじゃないかなと思ったりする。

 彼、彼女らはそういう星の下に生まれて、僕は僕の星の下に生まれたのだ。

 運命なのだ、と。

 なので僕は抗わない

 自然に任せようと思う。

 僕の大切な友達2人がそうであるように、残る人は残るのだ。

 だから別に、友達が少なくたって、寂しいとは思わない。

 去っていくなら、去っていけばいい。(僕はそう思ってないけどね)。

 まとめ、

  あなたにはいま、自信を持って友達と言える人が何人いますか?

 多ければ、それは良いことだ。大切にするといい。

 もし、少ないとか、まったくいないという方は、そのことに嘆く必要はない。

 変に、抗う必要もない。

 自然体でいればいいのだ。

 そうすれば、誰かはきっとあなたの友達になってくれるだろうし、

 誰かはずっと友達でいてくれるはずだ。

 僕は、まだ僕の友達でいてくれる2人に感謝をしている。

 これからも友達でいてほしい。

 そんな感じ。

 またね✩

 

 

 

 

 

 

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