書評#19『働き方 完全無双』

書評

総合評価:☆☆(二つ星)
読みやすさ:☆☆☆☆
役に立つ:☆☆☆
記憶に残る:☆☆
買う価値:☆☆

働き方 完全無双

 書評#19はひろゆきさんの『働き方 完全無双』です。

 どのような内容の本かというと、これからの日本でより良く生きていくためのひろゆき的な考え方の紹介、といったところでしょうか。

 すべてを読み終わって「どんな本だったの?」と聞かれた場合、「ひろゆきさんのつぶやきみたいな内容」と答えます。

 正直に言うと全然内容を覚えていません。

 読みながら「ひろゆきさんらしいなー」とは思っていましたが、これを読んだ私が書いてある内容を実践してこの世の中を無双する! ということはないと思いました。

 ビジネスに対する考え方や日本の今後の在り方、個人の働き方などが書かれています。

やさしさのようなもの

 読んでいて思ったのは、なんとなく内容にひろゆきさんの「やさしさのようなもの」を感じました。

 やさしさとはどういったものなのか。

 ひろゆきさんは生活保護いいじゃない、ベーシックインカムいいじゃない、という考え方です。

 世の中にある常識というものに縛られず、「個人」を大切にしてくれているところがあります。

 この『働き方 完全無双』という本もそのように「個人」を大切にしてくれているような印象を受けました。

 やっぱりひろゆきさんは頭が良いなと思いました。

 いろんなことを知っている。そしてそれを論理的に分かりやすく話してくれる。

 そこにひろゆきさんの魅力があるのではないでしょうか。

 私はときどきTikTokでひろゆきさんのショート動画を見たりします。

 お笑い芸人のチョコレートプラネットさんが真似していたような動画です。

 元はYouTubeなんでしょうか。リスナーさん(?)からのお便りの質問に対してひろゆきさんが答えるといったようなものです。

「〇〇って、〇〇なんですよ」「〇〇って、〇〇ですよね」と、ひろゆきさん節が炸裂します。

 この本もそんな「ひろゆき動画」みたいな感じでした。

 ひろゆきさんの「やさしさのようなもの」が詰まっています。

我々はどのように生きるべきか

 この本のターゲットが誰なのかちょっとよく分からなかったです。

 個人に向けて発信している箇所もあれば、ビジネスをやる経営者に向かって言っているところもあったり日本政府に向けて「こうしたらいいんじゃない?」と言っている箇所もありました。

 さて、この本を読んで、これから私たち(日本人)はどのように生きるべきか。

 なんとなくですが、今ある日本の常識というものに捉われないで、自由な発想をし、根拠のある論理を展開することで「道は開ける」ということなのかもしれません。

 ひろゆきさんの論理力には目を見張るものがあります。他者を納得させられる力があります。

 ひろゆきさんといえば「論破」という印象がありますね。

 私自身は「論破」という言葉があまり好きではないのですが、自分の考えや意志を相手に伝えるために論理を駆使することはとても大切だと思っています。

 大切なことは、ひろゆきさんの言っていることに対して「そうだよね」「そのとおりだよね」と同調することよりも、ひろゆきさんの考え方や生き方を見て、学び、自分の人生に活かすことではないのかなと思いました。

 この本の内容から学んだというよりは、この本を書いた「ひろゆき」さんという人物を見て、「ああ、オレもしっかりしなきゃいけないなあ」と思わされました。

 そんなところですかね。

まとめ

 なんとなくはっきりとしたものの無い「ふあふあした書評」になってしまいましたが、そんなところです。

 1,300円払う価値があるのかというと、おそらくないです。

 でも、300円ないし500円くらいなら読んでも損はない内容だったと思います。

 なので、総合評価は☆☆(二つ星)にしました。

 興味がある方は読んでみてください。

 

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