本屋さんで何度も見かけた『変な家』は累計部数250万部の大ヒット作。

今回はその映画版の『変な家』を観てみました。

映画版 変な家
総合評価:☆☆(二つ星)
恐さ:☆☆
面白さ:☆☆
意外さ:☆☆☆
観てよかったか:☆
【概要】
この家、何か変ですよね。
オカルト専門の動画制作者である雨男はある日マネージャーから変な間取りの物件があると相談される。
そこで知り合いの設計士栗原さんに相談をしてみると、「確かに変だ」と言う。「やめた方がいい」と言われる。
そんなさなか、世間では奇妙な死体遺棄事件が起こり、「何かある」と思った雨宮は調査を続けることにする。
しかし……
感想
概要が下手ですみません。
公式サイトがあるのでこちらをご覧ください。

私はホラーなどの怖いものが苦手で、普段はそういうものに触れない生活をしています。
しかし、今回はなんとなく「いい映画ないかなー」とアマプラを開いたらこの映画に出会いました。
本屋さんで何度も見かけた小説であったし、話題にもなっていたので気になっていました。
気になっていたけれど、ミステリー小説をあまり読まないし、「どうせ変な間取りに絡んだ奇妙はお話なんだろう」と高をくくって読むことをしませんでした。
でも、映画ならパッと見られるかなと思って観てみました。
率直な感想を言うと、面白くはないと思います。(ごめんなさい)
怖いかと聞かれても、そんなに怖くなかったので、もしかしたら私のようにホラーが苦手な人でも観られる映画なのかもしれません。
けれど、これを観て「よかったかな?」と問うと、「いまいちかな」と私は答えます。
フィクションなのでしょうがないことですが、ときどき「これはいらないだろう」という演出があったり、なんだかリアリティに欠ける表現があったり、「いや、そもそも警察に行こうよ」というミステリーでは言ってはいけない突っ込みをしてしまうようなものでした。(すみません)
一応のところ、話に整合性はあったように思います。
どうして変な間取りなのかとか、「あの空間」の理由などが、映画を観ていくと明らかになってきます。
ところがどうも「作り物感」が否めない。
冷静な頭を持った大人なら、おそらくいろんなことを突っ込んでしまうでしょう。
変な家の間取りがこじつけのように思えるし、殺人事件の理由も「こうだったら面白いよね」といったようなフィクションでしかなかったように思えます。
これ以上踏み込むとネタバレになってしまうので書きませんが、話題に上るほど面白いかと言われるとそんなことはなかったので安心です(怖くなかったので安心)。
しかし、映画の冒頭で、「この映画は第五章です」と言っていました。
小説が第一章から第四章までとなっていて、この映画で物語が完成させられるようです。
私はこの小説を読んでいないので分かりませんが、もしかしたら小説はもっと怖い話なのかもしれません。
正直に言うと、映画だけ見るとつまらないものでしたので、もし『変な家』に興味があって、読んでみたい、観てみたいという方がいらっしゃいましたら、まずは小説からをお勧めします。
小説を読むと、もしかしたらこの映画の見どころもまったく違ったものになるかもしれません。
一応映画の予告編を張っておきますので参考なまでに……。
予告編
コメント