【映画】ツレがうつになりまして。

映画評

 評価:☆☆☆☆

 映画、『ツレがうつになりまして』を観ました。

 私自身もうつ病の経験があり、前から気になっていた作品です。

 今日はその感想などを述べたいと思います。

あらすじ

 真面目で几帳面な性格の主人公「ツレ」(なぜ「ツレ」なのかというと、奥さんの晴子さんがそう呼ぶからです)

 そんなツレが体調不良から病院に行くと「うつ病です」と告げられる。

 その後、ツレと奥さんの晴子さんとの「うつ病」という病気との付き合い方などが、二人の生活を通して描かれる。

 と、いったようなもの。

総評

 総合評価は星四つです。(星五が満点)とても良い映画でした。

 映画のはじめの方は正直のことろ、私は少し「ム」としていました。なぜなら、私自身うつ病になってしまった過去があり、そのときは一人暮らしをしていてとても苦労していたのに、(そしてまた孤独だった)、映画の中では主人公の「ツレ」には奥さんがいて、奥さんが病気のことをしっかりと理解してくれていて、そして支えてくれていたから、「ほんとうのうつ病のことを分かっていない」とさえ思ってしまいました。(だいたいなんでうつ病患者が毎朝しっかりヒゲ剃っているんだ? とか、服装もちゃんとしていて現実感が得られませんでした)

 主人公のツレがウツになってから、闘病生活が送られます。うつになった夫を支える妻としての「夫婦物語」でもあります。

 はじめはなんだか「ム」と来ていましたが、見ているうちに、だんだん気持ちが和らいでいきました。

 私は主演の宮崎あおいさんが好きなので、たぶん宮崎あおいさんを見ていて癒されていた部分もありますw(とてもいい奥さんを演じていた)

 人は人、私は私、うつ病にもいろいろある、と思えたからです。

 私としては、この映画を観ていて「うつ病って辛いよね」とか「そんな大変なことがあるんだ」とか、そういった悲しくも他人的な視点ではなく、「わかる」という気持ちと「いや、本当はもっと大変なんだよ」とか「奥さんがいて本当に羨ましい」といったような感情で観ていました。

 それでもこの映画はとても良い作品でした。

うつ病について

 うつ病について、私の経験から語ることはできます。本当につらいことです。ついでに私はそれに併用してアルコール依存症だったり、その後統合失調症になり、波乱した人生を送りましたが、その前段階であった「うつ病」という病気は決して軽い扱いをしてはいけない病気だと思います。

 現代は、昔に比べ、ストレスの多い社会になったような気がします。

 もちろん昔にも精神病はありましたが、精神病患者は年々増え続けているように思います。

 うつ病というものは本当につらく、最悪「自〇」ということにもなりかねません。

 うつ病から双極性障害になったり、統合失調症になったり、統合失調感情障害になったり、そういう危険性もはらんでいます。

 一番つらいのは、病気のことを理解してくれない「周囲」です。

 周囲とは、家族であったり、会社であったり、職場であったり、友人で会ったり、ようするに他人です。

 精神病って、なかなか理解されにくいです。

「お腹が痛い」とか「熱がある」とか「頭が痛い」は、みな経験していることなので共感できますが、「なんだか味が感じられないんだ」とか「やる気がでなくて」とか「会社行くのつらい」とか、「お風呂入れない」とか「歯磨きできない」とか、「いままでできたことがまったくできなくなってしまった」とか、なかなか共感を得ることができません。

 なので、「うつ病は甘えだ」というような言葉もよく聞きます。

 たぶんおそらく、本当にうつ病になった人か、あるいは身近な人がうつ病になった人でしか、本当の意味の「つらさ」や「苦しみ」「困難」というものはわからないでしょう。

 それでも、こういった映画(エッセイマンガ)があることで、うつ病ということの認知が広まれば、精神病で悩む人たちも、いくぶん生きやすくなるのだと思います。

 そういった意味でも、この映画には映画にする価値のあるものだと思います。

予告編

 最後に、予告編を貼っておきます。

 よかったら見てください。

 

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