雑文/ウクライナについてちょっと考える

雑文

 今日は、何もない。

 本当に何もない。

 ただ雑用をして過ごしていたら日が暮れてしまいました。

 昨日の夜はウクライナ情勢について少し調べていました。

 少しだけ背景が分かりましたが分からないことの方が多いです。

 ただ、世界各国が戦争を反対していることは良いことだなと思いました。

 だけど、国境や領土というものは過去の戦争があったから作られたものであって、例えば現在弱い立場に居る国が存続し生き続けるためにはどうしたらよいのかということについて考えました。

 ロシアは世界一国土が広く、世界一の核保有国でもあります。アメリカよりも持っています。

 ロシアが強いことは誰でも知っている。

 プーチンさんにも考えがあるのだろうと思うけれど、なんだか力でねじ伏せているようで嫌だ。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、(親ロである)ベラルーシとの国境でロシアと停戦交渉を行うと発表した。それも前提条件は付けないということだ。

 ロシアはウクライナのEUやNATOへの加盟を止めさせ、非武装化させようとしてくるのかもしれない。

 なんだか非道い話だなと思う。

 今朝のニュースでウクライナの市民が兵士に志願している映像が流れていた。

 その中には女性も居た。なんだかいたたまれない気持ちになった。

 ゼレンスキー大統領はキエフに残ると言い続け、国民の支持率も90%を超えているという。

 ウクライナという国がいま国の存亡を掛けて一丸となって戦っているように見える。

 だけど、ウクライナという国は地理的にとても難しい国で、ちょうどロシアとヨーロッパに挟まれる位置にある。

 国内でも親ロシア派と親欧米派が対立しているという。

 「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」というのがよく分からない。

 ウクライナの中の親ロシア派の武力勢力で、独立を宣言しているという。

 たしかこれをプーチン氏は認めたとかなんとか。

 すでにウクライナでは国内で分裂が行われているようにも思える。

 そういえばクリミア半島もすでにロシアの手に渡っている。

 倉にしまってあった世界地図を引っ張り出してきた。

 中学のころ社会の授業で使ったものだ。

 いまから25年前のものだ。

 だけどちゃんとウクライナという国はある。

 でも、僕が幼稚園の頃はたしか世界地図は「ソビエト連邦」だったはずだ。

 ウクライナの歴史についても、ロシアやソビエトの歴史についても何も知らないけれど、「国境」や「国土」というものの「危うさ」を感じることができる。

 日本は島国なのである意味では恵まれているのだ。

 大陸にある国は大変なんだなと思う。(他人事のように言ってしまうけど)。

 ウクライナ情勢のニュースを見ていると、「イスラム国」について思い出してしまった。

 イスラム国のテロのニュースを見ていたとき、やはり僕はそのときも国境や国土の危うさについて考えていた。

 本当の世界平和は国境のない世界なのではないかと考えたりもしていた。

 ところで日本は「強い国」なんだろうか。

 核なんて持っていないし、「軍」も持っていない。

 自衛隊はあるけれど、その力はどれくらいのものなのだろうか。

 ちゃんと守れるのだろうか。

 『ジパング』という漫画で、現代の日本のイージス艦が太平洋戦争時にタイムスリップして無双するというお話を見てちょっと面白かったけれど、当たり前のことだが現代で最新鋭の兵器を持っているのは他の国も一緒なのである。

 第二次世界大戦が終わり、太平洋戦争が終わり、敗戦国だった日本。

 GHQがやってきたけれど、植民地にはならなかったし、アメリカに占領されたわけでもなかった。

 村上龍さんの小説『五分後の世界』では全面降伏しなかった場合の日本が描かれている。

 国土はソ連やアメリカや欧州に占領され、日本はアンダーグラウンドという地下に潜り、ゲリラ戦をすることで国を存続させている、といったような話だ。

 そういった歴史の「if」が見れる『五分後の世界』は面白いのだが、やはり「国境」や「国土」の危うさについて考えさせられる。

 果たしてウクライナは国を守れるのだろうか。存続することが出来るのだろうか。

 そもそも「国」とは一体何なんだろう。

 どちらにしろ、戦争はもう止めてほしいし、核なんて使ってほしくない。ちらつかせるのもなんだか嫌だ。

 誰だって平和を望んでいるはずだ。

 この一ヶ月で何人もの死傷者が出た。

 戦争というものは歴史の教科書に封印して二度と起こさないであってほしい。

 普段えっちなことしか考えない僕だけど、そういうことも考える。

 

 

 

 

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