異次元

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 最近、「異次元」の世界に接しているように思う。

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『うちの会社の小さい先輩の話』

 なんとなく見ているアニメだけど、

 なんだかまるで「自分とはまったく関係のない話だ」と思えた。

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 アニメの世界なのだから、当たり前なのだけれども、

 そこに「変な感じ」を覚えるのは、「前だったらもっと身近なものとして楽しめたのに」というものがある。

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 例えばアニメの話をするのなら、

『ワンピース』を見れば冒険に出たいなんて思うし、

『ドラゴンボール』を見ればかめはめ波とか、武空術が使えるんじゃないかって思って、特訓したりする。

 身近感があった。

 架空の世界を、自分の世界に持ち込むことができた。

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 でもなんだろう。

 最近、さめている。

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『うちの会社の小さい先輩の話』は、オフィスラブの話である。

 まあ、初々しい。

 うぶだ。

 昔だったら、「ああ、いいなオフィスラブ。オレもしてーな」と思ったのかもしれない。

 妄想なんかもしたのかもしれない。

 でも今はしない。

「異次元の話だ」と切り捨てる。

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 それは現実の世界にもあって、

 わたしはレストランで働いているので接客を主にしている。

 その中で、カップルと接することもあるし、ファミリーと接することもある。

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 そういうとき、昔だったら、

「お、いいじゃん。いいなデートかよ、オレもしてーな」と思っただろうし、

 小さな子をみたら、

「かわいいな、オレも結婚して、パパにでもなりてーな」と思うこともあっただろう。

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 だが今は何も思わない。

「異次元の話だ」と感じている。

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 この、「感覚」は、なんでしょう。

 それが今日の一番のテーマである。

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 わたしは作家なので、それもアダルトな作品を書くので、アダルトな恋愛を描いています。

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 書いているときに、登場人物と一体となることがあるのですが、

 最近はそうなっていなくて、

 ただ、淡々とプロットどおりに「動かしている感」があります。

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 もちろん、登場人物はわたしではないので、それはそれでいいのですが、

「感受性の違い」を感じないわけにはいきません。

「それってどうなの???」って思ったりします。

 なお、作品はこちらです↓

裏垢女子と底の器/勝馬将太
一緒に、笑いたい。一緒に、同じことをしたい。一緒に、一緒に、時を過ごしたい。お兄ちゃん。

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 なんか、ちょっと、つまらない。

 あと、どうでもいい報告だけど、性欲がない。

 えっちな小説を書いているのに、性欲がないのでなんだかリアリティに欠けるんじゃないかと危惧していたりする。

 まあ、どうでもいい報告だった。

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 もしかしたらただ単に仕事で疲れているだけなのかもしれない。

 前にプレッシャーの話をしたけれど、それは常に感じていて、

 今日もずっと気を張っていた。

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 だけどなんだろうね、変なんだよな、この「感覚」は。

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 自意識の問題ともいえるし、

 まあ、うん。なんでもない。

(くだらない話になりそうなのでやめよう)

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 いちおう言っておくけれど、リアリティを感じられないからといって、「アニメを観ていて面白くない」と言っているわけではない。

 楽しんでは、いる。

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 ただな、感覚が違うってことを言いたいだけだ。

 おわり。

 雑文でした。

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