バカな人

雑文

 先日、「クレジットカードは便利だよひゃっはー!」みたいな記事を書いた数日後、カードが使えなくなりました。

 まじか、とショックを受けたあとに冷静に調べて、「利用枠」のことを知りました。

 なるほど、と思いました。

 クレジット、というのは「信用」という意味です。

 私は、信用を失ったのだと認識しました。

 実はいま私はお金に困っていて、あれこれ奔走していました。

 アコムとか、プロミスとか、レイクとか、そういった消費者金融からお金を借りようとしてみました。

 ところが、契約できなかったのです。

 数ヶ月前、iPadを買うためにエポスカードを作ろうとしたときにできなかったこともあったので、「ブラック」だなと思っていましたが、やっぱりブラックでした。

 ※笑えない。

 心当たりは、あります。

 以前私は借金をしていて、なかなか返せずにいました。

 そしていま、銀行系のカードで50万借りています。

 たぶんそれでしょう。

 ブラックリストの規定とか、信用を調べる機関のことはあまり知りませんが、年収の何割まで借りられる(それ以上は不可)というものがあるとは聞いているので、私の「上限」は50万で止まったのだと、思います。

 私はこれ以上クレジットカードを作れないし、お金も借りられない。

 ※笑えない。

 最近の私はどこかおかしい。

 わかってはいたけれど、どうしようもなかった。

 ある日のことですが、私は無性に「アダルトグッズ」を買いたくなりました。

「見るだけ、見るだけ」と言って、よく行くアダルト専門店を覗いてみたら、10分後「2万円分のアダルトグッズ」を買っていました。

 そのあと、「早く使いたい」という衝動に駆られました。

 I have to do it !

 よくわからない使命感にかられていました。

 せっかくなので本音をさらせば、ネットで別のアイテムも数万円買っています。

 新しくアパートを借りたので、そこで、「好きなだけ」淫靡なことが出来るのです。

 周りの視線とか、評価とか、そういったもの、全部、関係なしに、ただただ、「心の声」にしたがっていました。

 聞きます?

 言います。

 女装アイテムと、ラブドールもどきなどを買っていました。

 全然自慢にもならないのですが、わりとクオリティにこだわっていて、疑似乳房と上下の下着とウィッグはお金をかけました。

 本当は2万円のラブドールを買いたかったのですが、流石にちょっと、と思ったので5千円の「ふくらますやつ」を購入しました。

 ※廃棄のこともあるので

 もうどうしようもなく「淫靡」なことをしたかった私は、新しく借りたアパートに車を走らせ、よくわからない使命感のまま突き進みました。

 むらむらしていたわけではありません。

 なんか、逆に、「むらむらしない」ので、それがイヤだったのかもしれません。

 まがりなりにも私は「えっち系小説」を書いています。

 えっち系小説を書くのに、淡薄(漢字あってます?)だったら、リアリティに欠ける。

 それは作家としての私が許さないのです。

 だから、もっと、もっと、もっと、もっと、変態で、えっちでいたかったのです。(痛かったのです)

 ーーーー中略

 そしてまた、私は「おち◯ちん大きくする計画」をしていました。

「男の自信」

「君もなれる!」

 そんな感じで、なんか栄養たっぷりのドリンクを飲んだり、マカを接種したり、炭酸水にペニスを浸していたりしました。

 バカみたい、でしょう?

 うん、私もそう思う。

 バカなんだよ。

 本当のところは、ペニスのサイズなんてどうでもよくて、(いちおう標準なので不満を持っていない)(EDでもない)

 だけどなんか、「変わりたくて」

 変わりたくて、

 なんか泣けてくる言葉です。

 いま、ふと振り返ってみれば、最近の私は「わたしらしく」なかったな、と思います。

 ある意味では、私らしいのですが、

 別の意味では、私らしくないのです。

 私は、常に向上心を持っていて、何かにトライしている人間です。

 作曲、作詞、動画編集、イラスト、小説の執筆、英語の勉強、起業、美容、その他自己啓発。

 そういうことをやっていることに、「自信」があったのに、それができなくって、

 なぜだか「おち◯んちん」を大きくすることに変換されていました。

 仕事で忙しく、自分の時間がほとんどとれなかったからかもしれません。

 その、反動。

 クレジットカードが使えなくなった「現実」を直視したいま、何かが醒めたように、自分のバカさに辟易してしまいました。

 バカだなあと、自分のことを思います。

 それが、わたしらしさでもあるのですが、

 阿呆だな、と、ため息がつきます。

 救いがあるとしたら、千円札の野口英世でしょうか。

 細菌学者、理学博士としても有名で、左手の火傷も印象的な日本の偉人です。

 そんな彼ですが、奨学金だかなになやお金を借りまくって、そのお金を全部「遊び」に使ったという逸話もあります。

 多分女遊びでしょう。

 あと、伊藤博文。

 この人も「千円札」の人なんですが、

 この人も初代日本の総理大臣という肩書がありながらまあ「女好き」で、めっちゃ「遊んで」ます。

「オレは自信を持って女遊びをしているんだ」みたいなことも言っています。

 堂々と言っています。

 こういう人がいるので、私はなんだか救われます。

 クレイジーでいることに、悲観せずにいられます。

 私もたぶんもっとお金を借りるし、淫靡な遊びもするでしょう。

 そんな、感じです。

 読んでくれてありがとうね。

 補足、おち◯ちん、そんなおっきくなってない。

 

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