病んでました
こんにちは。イラストレーター、ファッションデザイナーを目指しているいおりです。

今週のはじめから精神的に不調をきたしてしまったので、月木金と入っていた塾の仕事も休むことにしました。
とても荒れていて、Xでもよくわからないつぶやきを連投していて、そのことでまた自己嫌悪に陥っていました。
私は統合失調症という病気を患っていて、精神障害者手帳を持っています。
けれど今回の不調は統合失調症がどうこうというよりも、うつ病に近い症状でした。あるいは、双極性障害といったものでしょうか。
感情の波が激しく、そのことでまた、自分のことを嫌いになってしまうのです。
私の部屋の引き出しの上には梱包を開ける用のナイフがあって、病んでしまった私はそのナイフで自分の手首を斬ろうかと考えていましたが、痛いのが嫌いな私は実行に移しませんでした。
幸いといえば、幸いと言えるでしょう。
Xで、フォロワーさんが心配をしてくれていて、「生きてるか?」とメッセージが届いていました。
私はそれにこう答えます。
「心臓が動き、呼吸をしているということが生きているということなら生きている」と。
その返答に「そかそか」という味気ない言葉が返ってきましたが私は「まあいいや」と思いました。
心臓が動き、呼吸をしている。それだけで、まあいいじゃないかと。
少し気持ちが落ち着いた私は映画を観ることにしました。
『ルックバック』です。


この映画を観て、ほんの少しだけ、私は、「私」を取り戻しすことが出来ました。
挫折
私がイラストレーターやデザイナーを目指しているきっかけは中学生のころにあります。
私は中学時代、マンガを描いていました。
そのマンガを休み時間に友人に見せることが、そのときの私の楽しみであったのです。
「面白いね」
「また続き見せてよ」
その言葉が、私をやる気にさせていました。
でもあるとき、隣のクラスでもマンガを描いている女子がいて、その人のマンガを見たときに私は愕然としました。
めっちゃ上手い!
私の描く絵よりも断然うまくて、そのことで、私は自信を失ってしまい、マンガを描くことを辞めてしまったのです。
映画『ルックバック』を観ながら、そんな遠い過去の自分を思い出しました。
なんでもっと頑張らなかったのだろう
アニメ『葬送のフリーレン』の中で、主人公のフリーレンが後悔するシーンがあります。

エルフであるフリーレンは人間よりも何倍もの寿命があります。魔王討伐のために一緒に冒険した勇者ヒンメルが寿命のために死んでしまいます。
そのことでフリーレンは「人間の寿命は短いと知っていたはずなのにどうしてもっとちゃんと考えなかったのだろう」といったようなことを悔やみます。
そしてその数年後にフリーレンは新しい旅をし、新しい仲間と出会い、たくさんのことに気付く、というお話です。
全然関係ないのに、映画『ルックバック』を観ながらフリーレンのことを思い出していました。
私はたぶん自分が高校生のころ誓ったことを忘れてしまっていたのでしょう。
自分の人生をかけて、夢を叶えるということを証明しようと、誓ったあの日のことを。
とても閉塞的な
私の年齢は1,231歳ですが、いろんなことは聞かないでください。
私が高校生であったとき、社会はとても閉鎖的なものだと思いました。
どこか鬱屈としていて、私はそれを壊したかったのです。
でも、私はマンガを描くのを辞めてしまっていて、でも何か、でも何か、何かを誰かに伝えたくて、私は一枚の写真を撮りました。
それがこちらです。

私はちょうどそのころ『ラブ&ピース』という映画を観て、アングルのすばらしさについて感動していて、そのせいもあって私は敢えて下から教室を撮りました。
私がまぎれもない高校生であったころの風景です。
あれから数年が立ちました。大人になった私は、あのころの気持ちをすっかり忘れてしまったのかもしれません。
社会が閉鎖的過ぎて、私もすっかり染まってしまっていたのかもしれません。
映画を観たあと、私はふと戸棚にあるファイルを手にしました。
その中にある絵を見て、しばしぼーっとしていました。

この絵は、私が初めてマンガ用の原稿用紙にGペンとスクリーントーンを使って描いたものです。
描いている女の子は魔法使いで、敵を倒すために樹木系の魔法を使うシーンです。
今にしてみれば髪の毛の描き方も顔のバランスも下手ですが、ペンに込めた「力」は、今の私よりもずっとあったのではないかと思いました。
それでもかまわない?
絵を再び描き始めたのは大人になってからのことです。
普通だったら自分の夢なんて諦めて「普通」の生活をするのが「大人」です。
けれど、私はピーターパンのように大人になれなかったのです。
ふと私は考えるのです。
絵を描くのはいい。でも、それが誰にも認められなかったらどうする? って。
プロになりたいと思う気持ちはあります。
それがそんなに甘くないことも知っています。
自分の夢は叶わない確率のほうがずっと高いです。
「じゃあ、辞める?」
そういう言葉が社会の中にはたくさんあります。
たくさんのものたちが、私の夢を邪魔してきます。
夢を叶えたいといったって、生活がある。生活のためには働かなければいけない。働くと、それにともなってストレスを抱えるし、時間も取られるし、疲れる。そういったことが、私の夢を邪魔してきます。
「じゃあ、辞める?」
止めたほうが、ラクだよね。
でも私はそうしたら、きっと後悔する。
私が死ぬときに、きっと、後悔する。
夢は、叶わない。
でも、私は、私であることを、辞めたくない。
私がペンを握るのは、ただ、そういった理由なのかもしれない。
じゃないと、あの頃の私は、きっと泣いてしまうだろうから。

声をください
私は、とても不器用な人間です。
それでも、必死に生きています。
夢を追い求めることは、とてもしんどいです。
漫画や映画のように、きれいに纏まるものではありません。
それでも私は、絶対に諦めたくないのです。
私と同じリトルギアワークスの、りょうきちさんの楽曲を最後に送ります。
「面白いね」
「また続き読ませてよ」
また、そんな言葉を聞きたいです。
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